米ケフィランとは
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ケフィアグレイン(ケフィア粒)を形成している代表的な乳酸菌のひとつに「ラクトバチルス・ケフィラノファシエンス(Lactobacillus kefiranofaciens)」と呼ばれるものがあります。この乳酸菌は1988年に日本人の研究者達(東京大学名誉教授 光岡博士ら)によって初めて分離・命名されました。
乳酸菌ラクトバチルス・ケフィラノファシエンス(以下、「LK乳酸菌」と記します)は、ケフィランという粘質多糖体を産生します。ケフィアグレインに触れると、糸を引くような粘性を示しますが、それがケフィランです。ケフィアグレインとは、このケフィランの粘着性によって多くの乳酸菌・酵母・酢酸菌が塊りになった状態なのです。そして、この粘質性多糖ケフィランこそが、ケフィアに様々な機能性を与えているものと考えられています。
米ケフィランとは、LK乳酸菌を乳ではなく「お米」を主成分とする培地のなかで培養した機能性食品素材のことです。ケフィランの優れた生理機能については昔から注目されていましたが、乳ではケフィランを大量に培養することが困難でした。しかし、米を使用することによってケフィランの大量培養が可能となったのです。
米ケフィランが開発された背景
米ケフィランが開発された経緯は、ケフィアの短所(ケフィアの長所でもあるのですが・・・)を補いつつ、ケフィアのもつ機能性を高めることにありました。その短所とは、アルコールを微量ながら含んでいることと、発酵中に炭酸ガスを発生するということです。乳酸菌だけの乳酸発酵(ホモ乳酸発酵)であれば、当然アルコール・炭酸ガスともに発生しません。また、機能性を高めるためにはケフィランを多量に含有していればいいということになります。そのためには、LK乳酸菌を単独で多量に培養しなければなりませんでした。それを可能にしたのが、米の成分を培地とするという手法でした。
米ケフィランの特徴
米ケフィランの主な優位性は以下のとおりです。
①米を栄養源とした乳酸発酵のため、低脂質である。
②アルコール・炭酸ともに含有しない。
③一般のケフィアと比較して約40倍のケフィランを含有する。
④米に由来するアミノ酸関連物質(GABA、米ペプチド)を含む
米ケフィランの効果・効能
米ケフィランは水溶性食物繊維の一種であることから、水溶性食物繊維と同様の機能性を示すことがラットを用いた動物実験により確認されています。確認されている機能性は以下のとおりで、生活習慣病を予防する成分として期待されています。
①腸内環境を改善
②整腸作用
③血糖値上昇を抑制
④血圧の上昇抑制
⑤血中コレステロールの低減(脂質の代謝改善)
⑥肝機能の改善
また、上記のうちコレステロール低減作用に関しては、ヒトによる臨床試験も実施されており、高い優位性が確認されています。
なお、米ケフィランの変異原性試験ならびに急性毒性試験についても実施されており、高い安全性を示す結果が得られていることは言うまでもありません。
米ケフィランの用途
米ケフィランは粉体(固体)でも液体でも工業的に製造可能。用途としては、やはり健康食品やサプリメントの原料としての積極的利用が期待されています。現時点でも、一部のメーカーから栄養ドリンクやダイエット系サプリメントの成分として配合され、商品化されています。
情報出典元:
①大和薬品株式会社ウェブサイト
(URL:http://www.daiwa-pharm.com/jp/index.html)
②健康美容EXPO関連記事
(URL:http://www.e-expo.net/news/2006/07/20060705_02.html)
