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ケフィアの栄養について

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ケフィアに含まれている栄養素

 ケフィア発酵乳に含まれている栄養成分(栄養素)としては、主として以下のものが挙げられます。

【ビタミン】
  ・ビタミンA
  ・ビタミンB1
  ・ビタミンB2
  ・ビタミンB12
  ・パントテン酸
  ・葉酸
  ・ビタミンK

  ケフィアの栄養素で特徴的なのは、ビタミンB群がバランスよく含まれていることです。ビタミンB群は私たちの体のなかで代謝反応を促進させるという働きを持っており、糖質・タンパク質・脂質の三大栄養素が生体内でエネルギーに変換される際に重要な役割を果たしています。


 また、ケフィアは腸内の細菌バランスを整える方向に作用するため、体内(腸内)で細菌によって合成されるビオチンの源になります。このビタミンB群の一種である栄養素は、他のビタミンB群、例えば葉酸やパントテン酸、ビタミンB12などが生体に吸収されるのを助けるだけでなく、腎臓や肝臓・神経系の調節に機能したり、皮膚疾患の症状の緩和、さらには三大栄養素のエネルギー代謝に関わるなど、幅広い働きに関係しています。


【ミネラル】
  ・カルシウム
  ・カリウム
  ・ナトリウム
  ・マグネシウム
  ・リン

 ケフィアには、カルシウムが乳酸カルシウムのかたちとして豊富に含まれているという特長があります。乳酸カルシウムは水分によく溶け、体内への吸収が優れているカルシウム化合物です。牛乳などの乳製品にはカルシウムが多く含有されていることが知られていますが、残念ながら体内への吸収率がそれほどよくありません。


 しかし、ケフィア等の発酵乳に特徴的な乳酸カルシウムは、前述したように人体に吸収されやすいのに加えて、同じくケフィアに含まれているカゼイン(タンパク質の一種)やカゼインの分解物質であるホスホペプチドが、腸管でのカルシウム吸収を促進させるという側面を示します。この結果、ケフィアは他の乳製品と比べて、カルシウムの吸収に数段優れるという特徴を示すのです。


 さらにはリン(人体のなかでカルシウムに次いで二番目に多く存在しているミネラル)の存在も見逃せません。リンはあらゆる食品のなかに含まれているため、通常不足することはありませんが、カルシウムとのバランスが大切なミネラルです。リンの大部分は、リン酸カルシウムやリン酸マグネシウムのかたちで存在しており、骨や歯の形成に働く大切な栄養素です。 


 現代人に不足している栄養素の筆頭であるカルシウム。ケフィアには、このカルシウムのほか、丈夫な骨や歯の形成に欠かせないマグネシウムやリンがバランスよく含まれています。成長期の子どもや骨粗鬆症になりやすい女性などにとって、ケフィアは最適な栄養食品となるでしょう。


【アミノ酸】
 ・トリプトファン
 
 トリプトファンは必須アミノ酸の一種で乳製品に多く含まれており、体の維持・修復に働くなど大切な役割を担っています。ケフィアに豊富に含まれているトリプトファンはまた、神経を鎮静化させる働きのあることが知られています。ケフィアはカルシウムとマグネシウム(神経の健全な働きに作用する重要なミネラル)の含有量が多いため、相乗でより一層深い沈静効果が得られます。


ケフィアに不足している栄養素


 ケフィアが長寿の地域であるコーカサス地方で常食されているといっても、この発酵食品だけで健康が維持されているわけではありません。健康的に長く暮らすためには、バランスよく様々な食品を摂ることに加え、適度な運動をするなど規則正しい生活を送り、ストレスの少ない環境に恵まれるなど、複合的な要素によってもたらされるものです。


 また、ケフィアは栄養価が高いとはいえ完全な食品ではなく、以下に挙げる栄養素が不足しています。

  ・ビタミンC
  ・鉄分
  ・食物繊維

 つまり、これらの栄養素は、他の食品から不足することなく摂取する必要があります。ですから、ケフィア単独で食べるよりも、そこに新鮮な果物やシリアル、ドライフルーツ、黄な粉、ナッツ類をトッピングして食べることは、栄養学的にも理にかなっています。

         

ケフィアとは

ケフィアはコーカサス地方を誕生の地とし、何千年も前から常食されてきた発酵食品です。ケフィアには乳酸菌のほかに酵母という微生物が共生してます。そこがケフィアの特徴であり、ヨーグルトと異なるところです。

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