発酵乳ケフィア(Kefir)とは
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ケフィア(”Kefir” または”Kefyr”と表記)という発酵食品をご存知でしょうか?ケフィアはヨーグルトに似た白い飲料で、最近では雑誌やテレビなどの媒体で取り上げられることが多いため、その存在を一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。発酵食品といえば、日本にも納豆や味噌といった代表的なものがありますが、ケフィアは隣国ロシアの南西部、コーカサス地方に古くから伝わる発酵乳の一種です。
このコーカサス地方は長寿の村として世界的に知られており、長寿の研究を行っている学者の注目を集めています。これまでに、食生活と長寿との関連も数多く調査されており、コーカサス地方で暮らす人々の腸内には種々の有益な細菌が生息していることが判明。その結果、この地方発祥のケフィアと健康との関係に熱い関心が集められるようになりました。
ケフィアは牛乳を原料としています。ケフィアグレインと呼ばれる種菌に生乳を加え、発酵させることでケフィアがつくられます。ヨーグルトが乳酸菌だけの単独発酵であるのに対し、ケフィアは複数の乳酸菌と酵母の共生発酵であるという違いがあります。したがって見た目は近似していますが、味わいは微妙に異なります。酵母によるアルコール発酵を伴うケフィアは、ヨーグルトに比べ奥深くマイルドな酸味を楽しむことができます。また、クセのない味は料理との相性もよいため、現代のロシア料理においては欠かせないアイテムのひとつにもなっています。
ケフィアは栄養価の高い発酵食品であり、その効能には様々なものがあるといわれています。広く知られているところでは、何といっても「腸内環境を整える効果」でしょう。これに付随して、肌荒れの改善などの美容効果、免疫力を賦活する作用、便秘症状の改善、ダイエット効果など、多くの健康上のメリットがあるとされています。
「ケフィア」の語源には諸説があり正確なところはよくわかっていませんが、「健康」とか「安寧」という意味にも解釈することができるそうです。またトルコ語の「Keif(壮快な)」を語源とするという説もあります。さらに、呼び名も国や地方、民族によって異なり、「ケフィール」とか「ケプィ」などとも呼ばれています。
